ヘアカラー
ヘアカラータイプの白髪染めは、マイナスの電荷を持つ酸性染料が、毛髪を構成しているケラチンタンパクのプラス部分とイオン結合して髪の表面をコーティングして着色します。
酸性染料は分子径が大きいので髪の内部まで浸透しませんが、ベンジルアルコールやエタノールといった溶剤を配合することで浸透効果を高め、髪の表面や浅い部分に染着し発色します。
髪を脱色しないので、髪への作用は柔和でダメージが少ないです。反面、なかなか髪に色がつきにくく、白髪と白髪以外の髪が同じ色になることはなく、またシャンプーなどで髪につけた色が徐々に色落ちしてしまいます。
「染毛料」に分類されるヘアカラータイプの白髪染めは、「染毛剤」に分類される白髪染めよりもアレルギー性が低い材料で作られていて、白髪染めではカブレてしまうような方も使用できます。
また、クリーム状になっているので、器で染料を混ぜたり水に溶いたりする必要がなく、液ダレしにくいのでケープで体を覆ったり床に新聞を敷いたりといった白髪染めの準備をする必要もなく、手軽に白髪染めができます。
染料が髪にイオン結合して着色するので、髪に整髪剤や油分がついていると結合しにくく、あまりよく色がつきません。素のままの髪に塗布した方が、色がつきやすくなります。
白髪染めよりも低刺激で手軽という特性をもつヘアカラータイプの白髪染めは、使う回数を増やして髪に色をのせ、使い続けることでその色をキープするという使い方をすると、その特性が活かせ、それは、毎日少しずつのびて、分け目や生え際に見え初めてしまう白髪の対策にぴったりではないかと思います。
全体染めと部分染め、どちらにも使えます。髪に色が着くまでに、回数を重ねないと効果が現れてこないですし、髪の長さにもよりますが、髪全体に使っているとあっという間に1本使い切ってしまうので、白髪染めで全体染めをして、髪がのびるにつれ分け目や生え際に見えてきてしまう白髪をヘアカラータイプの白髪染めで部分染めして目立たなくさせる‥という風に使っていくと、効果的に白髪染めができ、また経済的です。
私の場合は、1ヶ月に1度、白髪染めで全体染めをし、週に2〜3回、ヘアカラーで生え際や根元の白髪を部分染めしています。
私からみたヘアカラータイプの白髪染めのメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット
・クリーム状でそのまま使え、器で混ぜたり水で溶いたりする必要がない。
・液ダレしにくい素材なので、クリームを塗布する際にたらさない自信(笑)があれば、
ケープで体を覆ったり床に新聞を敷いたりする準備が必要ない。
・すぐに洗い流せば肌は染まらない。ただ、爪は染まってしまうものがあるし、
爪の間に入ると取れにくいので、手袋の着用をおすすめ。
・一度に染まらないので、染めた部分と新たに生えてきて染まっていない部分の
境目が自然。
・髪を染めるだけでなく、髪をトリートメントする成分を含んでいるものが多い。
デメリット
・染める力が弱い。
・使うのをやめると、色が落ちる。
・元の髪以上に髪を明るくすることはできない。
大きく分けて、4つのタイプがあります。
| 塗布する際の髪の状態 | 放置時間 | おすすめの方 | |
| 塗れた髪に使う タイプ |
シャンプーした後の濡れた髪 | 数分〜数十分放置して洗い流す | 普段、整髪剤などを使っていて素のままの髪でない方や、シャンプーしながら白髪染めをしたい方 |
| 乾いた髪に使う タイプ |
乾いていて整髪剤や油分をつけていない素のままの髪 | 数分〜数十分放置して洗い流す | 髪を自分好みの整髪剤や方法でセットしたり、サラサラのままでいるなど、ヘアクリーム状のものが髪についていない方がいい方 |
| 光で染まるタイプ | 乾いていて整髪剤や油分をつけていない素のままの髪 | 長時間つけっぱなしにしておいく | ヘアクリーム状のものを長時間つけっぱなしにしていられる方で、よく外出したり、光に当たる方 |
| ヘアクリームタイプ | 乾いていて整髪剤や油分をつけていない素のままの髪 | 長時間つけっぱなしにしておいく | ヘアクリーム状のものを長時間つけっぱなしにしていられる方 |